なぜこのお店を創ったのか

 

話せば長くなりますが・・・

阿部写真舘 4代目の阿部拓歩ともうします。
このサイトのメインフォトグラファーでもあります。

なぜこの店を創ったのか?

話せば長くなりますがお時間ある方は聞いて頂ければと思います。

当店の本店は徳島県名西郡石井町という小さな街にあります。今でも約20人のスタッフで元気に営業中です。

 

「あなたは将来阿部写真舘を継ぐのよ」

 

僕は阿部写真舘の跡継ぎとして1979年に生まれました。

子供が居なかった初代(写真右)。
養子縁組の2代目。
一人っ子の母と婿養子の父。

僕は阿部写真館にとって初めての男の子。
待望の跡継ぎだったでとても可愛がられて育ちました。

子供の頃から「継ぐことを前提に」話は進んでいました。

昔から写真は嫌いじゃなかったけど写真館は嫌いだった。

雑誌の写真は撮り方もどんどん変わっていってるけど写真館の写真は進化していない。

・・・・なんとなく古臭く感じていたんです。

 

 

右と左の違いがわからない・・・雑誌や広告の写真はどんどん進化してるのに

 

左:祖父と祖母が結婚した時の写真、
右:写真館のセオリー通りに撮った写真

左の写真が撮られたのは1950年頃。
右は2005年です。
この間、約50年経過しているわけです。

見比べてみると違いは
カラーになってることと、座ってるか立ってるかの
違いだけなんですよね。

雑誌や広告の写真に比べると
「写真館の写真って進化してないのでは? 」

そんな風に思っていました。

で、色々あって15歳の時に継がないって宣言してミュージシャンになるために上京して10年。

25歳で夢破れて徳島に戻ったんですけど、常に新しい表現を追い求めたいって思っていました。

けれど新しい表現を生み出すってのはリスクを伴います。

もしかしたら先代や先々代からのお客さんが求めている写真とは違うかもしれない。それでもチャレンジしようと試行錯誤した時に新しいモノが生まれると思うんですけど、そんな時に創業77年とかいう伝統や誇りが邪魔だったりするんですよね。

そんな風に毎日悶々としていた2010年。

縁があって大阪に事務所を出すことが出来ました。

それからも色々あって2013年の6月にお店を構えることができました。

せっかく新しいことにチャレンジできるんだから今までにないような写真館を創ろう。そう思ってこのフォトウエディングのホームページも作りました。

都会って新しい表現がどんどん生まれるじゃないですか?30歳過ぎてミュージシャンになるために夢見てる友人も実際います。田舎にはいません。

そんな今までにない新しいウエディングを生み出したいんですよね。

もともと写真ってハイカラで先進的な「遊び」なはずなんですよね。写真館やフォトスタジオの写真は進化していないけれど。そんなわけで当店ではポーズはつけない、ありのままの幸せなあなたを後世に残すお手伝いがしたいと思っています!

 

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